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初めて観た映画の映画館の記憶

映画が大好きです。ただ突然「映画がすきぃぃぃぃぃ!」ってなったわけではなく、小学生のときに父親と囲碁を打ちに来ていたおじさんがいて、彼が毎月2枚映画のチケットを持ってきてくれて、それで必ず毎月4本(当時は2本立てが当たり前だった)映画を観ていました。そのせいでしょう、静かに映画が大好きになってしまったようです。

ただね、初めて観た映画は親に連れて行ってもらったのでお金払って観たんです(苦笑)「ドラえもんのび太の恐竜」。
内容はちょっとググって今読んで思い出したくらいだから記憶は完全不透明ですが、映画館のあの暗い空間に人間がびっしりいて、僕は座席に座れなくて通路に座って観た光景は不思議に今でも鮮明に憶えてます。そして何を興奮していたのか2回続けて観ました。
この「ドラえもんのび太と恐竜」ですが、相当当時の子供たちに感動を与えたようです(笑)。レビュー読むと子供たちの涙腺がユルユルです。僕はそれほど感受性の強い子供じゃなかったのかなあ、なーんも憶えてない。当時8歳だから少しくらい憶えててもよいと思うんですけどね、いつかまた観てみましょう。ちなみに公開は1980年3月15日です。

その映画館は、今は封鎖されてしまいましたが、僕の住んでいる筑豊地区は炭鉱で栄えた町なので、その当時は日本全国から人間が集まったりしていたので、映画館も相当広かったと思います。幼いときに大きく見えただけで今見てみるとそんなにたいしたことはないというのはよくありますが、あの映画館は本当に大きかったと思います。

封鎖された年月日は全然憶えてません。ただ閉館する日には行きました。最後の上映作品は「ふたりぼっち」その当時のロードショーです。最後くらい思い出の一作なんてスペシャルな上映にするわけでもなく、普段どおりに上映してひっそり閉館しました。ただ映画館で働いていた人達や関係者の方々は、お疲れ様会くらいはしたでしょうね。

でも今思えば、最後の上映作品「ふたりぼっち」は間違ってはいない作品かもしれません。
あらすじだけ読むと、結ばれるわけでもなく別れるわけでもない、ひっそりとした
ラブストーリーですが、その暗さと映画全体の色が結果的に映画館の最後の上映に似合っていたように思います。
僕がこの映画でいまでも憶えているのは、主役のコンタ(バービーボーイズ)がアカペラで童謡を歌うシーンです。無茶苦茶上手くてカッコイイ声だったので印象に残ってるんでしょう。忘れないんですよねえ。

こんな感じで勉強もそうですが、大切な記憶とか人の名前とか道とかしっかり記憶できるようになればいいなあと心の底から思います。

ではでは

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