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物忘れのよろこび

この本を読むために
この作品と
この作品を再読した
この作品はちょっと・・・ただ
この中に4年間探していた一節がみつかった。改めて
この2冊は素晴らしい

年齢のせいかと思うのですが物忘れがどんどんひどくなってきてます。ただ僕の意見としては、この情報が溢れまくってる
現代社会において、さして必要のないことは忘れていかないと新しい記憶が入ってこないのではないかと勝手に決めています。

生活するのに必要な情報だけを記憶しておくなんてシンプルで素晴らしいと思いませんか?

なんて書いておきながらやっぱり物忘れは困るものです。履こうと思った靴下が

あれれ

って消えたりしませんか?メールやメッセージを書いて送信したあとにボールペンが消えてたりしませんか?
書いておけば大丈夫と思って書いたメモが何のメモだかわからないなんてことないですか?

僕は結構多いんですよね(トホホ)。そのせいか無くしたものが出てきたときはとっても嬉しいのですが、それ以上に
忘れたことを思い出したことの方が嬉しいです。一粒で二度おいしいです。

でもって、物忘れのオーソリティーの特技として、「ああー、ここまで出てるのに・・・」的な物忘れで絶対に思い出せない場合と
思い出せる場合を確実に判断できます。この場合の物忘れを思い出したときは「スカッ」っとします。固くてほどけないウエストの紐が
ほどけたくらいの気持ちよさです。

さらにお酒を頂いてるときは飲んでる最中に「これは明日絶対記憶が無いな」ってのがわかります。特に独りでウイスキー飲んでるときに
顕著な症状です。知らない方やバーテンダーの方とも案外気軽に会話をするので、「そろそろかな」ってところで、後で失礼度を最低限にするために
「しっかりしているように話してますが、明日絶対憶えてないですよ」って伝えます。
これを言っておかないと、隣に座った初めて話しているはずの
すごくステキなフレンドリーな女性の方が「やっぱり小川さんでもですか」とかいきなり名前付きのコメントを言われたときにプチパニックになります(なんとなくわかるでしょ)。

こないだジョギングに行こうと思って着替えてた時に短パンが見つからなくて、「会社に忘れてきたのかな」っと思って出社したときに
ロッカーを探したけど見つからなくて、家に帰ってもう一度探してみたけど見つからなくて、どうしてもどうしても思い出せなくてあきらめてました。

しばらく(2週間くらい)経って、いきなり

あ!

って思い出すというかひらめいたんですが、部屋に吊ってあるハンモックの中を見たら

バレたか

と言わんばかりに隠れてました。

あまりのテンションでそのまま着替えて短パン一丁で走ってしまいました。なんてことはありませんでしたが、かなり上がりました。

なるべくハンモックは物置代わりにしない方がよいですよ。

ではでは

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