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清々しい感動をお求めなら

横道世之介

たまあに読み返して、「あぁ、やっぱりいいなあ、いいなあ」って感じる作品のひとつ「横道世之介」です。
涙が出るほど感動するわけでもなく、鳥肌がビッチビチになるほど震えるわけでもないけれど、ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤしながら読み進められます。
そしてラストのお母さんの手紙で感動でいっぱいいっぱいになります。
このいっぱいいっぱいを説明するのは難しいんですが、普通は「えー!そんなぁ・・・」な展開です(あくまで僕の主観です)。

主人公の「横道世之介」の性格や人となりを読み進めると悲しいようなもったいないような
、でも清々しいという不思議ないっぱいいっぱいな感動です。
まあ、涙が止まらなかったって人も多いと思いますけど・・・

著者の吉田修一さんは大好きな作家さんの一人です。氏の作品は東京に住んでる人はもちろん、住んだことがある人には是非おススメです。洗練された都会の人間模様や風景とかではなく
、ごく普通の若者やサラリーマンの都会の生活の一部を吉田さんが素敵なドラマにしているので、人物の生活観や舞台になる風景なんかが読んでてとっても臨場感があります。もちろん東京を知らない人でも楽しめる作品ばかりです。

「横道世之介」は映画化されて来年公開されますが、まずは原作をおススメします。

全然内容の紹介してませんが、

絶対しません。

ちなみに大好きな作家さんですが、僕の大嫌いな本の10冊に氏の作品が入ってます。こちらも映画化された作品ですが読んでる最中にどんどん不愉快になって読み終わった直後にイライラしながらブックオフ(幡ヶ谷店)に直行してイライラしながら
「オラァ!さっき買ったばかりの新品だからケチケチすんなよ!オラァ!きいてんのか!オラァ!」なんてことはしませんでしたが、売っちゃいました。

大好きだからといってすべてを受け止められるわけではありません。かわいい犬でも噛まれれば怒り心頭に発すです。

ではでは

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