
今時の子どもたちのお金の「金額」に対する価値観ってどうなんでしょうね。
現在僕は40歳なんですが、僕らが子どものときって「億」って単位がそんなに身近に見つけられなかったような気がしませんか。ところがですよ、いつの頃からか
新聞やテレビといったメディアに「億」の単位が目立つようになってきました。「使い込み2億円」とか「損失1400億円」、「慰謝料20億円」やら「負債総額2兆円」などなど
一体何をどうやったらこの天文学的な金額になるんでしょうかね。ハル君もびっくりです。
この頃からかなって、僕がなんとなく思い当たる時期は野球選手に「1億円プレーヤー」が出てきだした頃かなと思います。そのときは僕もまだまだ世の中のことを
なあんにも理解していないハナタレだったので「すげー!銀行に貯金して利子だけで一生食っていけるやん!」とか言ってました。
それが今やスポーツ選手の1億円プレーヤーがゴロゴロです。たいして活躍しない選手でも2億円近い年俸だったりします。となると年俸3千万円くらいの選手が
ちょっと「弱い」印象になってきませんか?(3千万円ですよ!お父さん)
そのうち年収800万円くらいのサラリーマンでも「パパそれだけ?すくなーい」とか子どもが言い出しそうです。
今時の子ども達ってどうなんでしょうね?僕ら世代が子どもの頃のたわいない会話の中で出ていた
「じゃあ百万円賭けるかー!」が「じゃあ100億円賭けるかー!」とかになってそうじゃないです?
ものすごい親孝行してくれそうですよね。
てなことを、これからの日本の指針を決めていただく政治家の方々の所業を見たり読んだりするときに、たまに考えます。
」っていう閉鎖された地下鉄の駅やトンネルにコミュニティ(なんと子どももいるし学校もある)を作って生活している人たちのノンフィクションがあるのですが、その中で結構な学歴と職歴のある黒人青年が、
「上の世界では、すべてが金持ちに都合よくできてる。政治家たちは改革だの何だの言ってるけど、そんなの全部でたらめさ」
って言ってます。まさにその通りです。
現在の日本の政治家の方々には期待も信用もしていませんが、間違った価値観を持った子ども達が増えるような改革だけは避けてほしいです。
そして何より、夫婦が子どもを普通に持つことが「かなわない夢」になるような社会にだけはなってほしくないですね。
子どもがいればいろいろと訊いてみたいのですが、独身なもんで・・・
ではでは